ノーマン・ベイツ発ステーシーズ経由ハイストレンジネス行
今回は神戸のご紹介ではなくファンクラブについての、昔々のお話です。
筋肉少女帯は再結成10周年を迎えた昨年、ようやくファンクラブ的なもの「ハイストレンジネス」ができました。
先週の3月11日土曜日、その発足イベントが行われたので南堀江にあるknaveへ行ってきました。
knaveはFOKやポンすけのライブなどで何度か来たことがあるライブハウスなんですが、「こんなにたくさんの人が入るの?」と心配になるくらい、入場待ちのすごい行列。
ふだんイス席の会場なのに、後ろはかなりの人数が立ち見でした。(もちろん私も立ち見。)
できるだけたくさんの人を入れるためにそうしたということを、橘高さんがおっしゃってました。
ちょうど私の真後ろに、昔筋少のファンクラブで知り合ったファンの先輩を発見。
こうやって再びファンクラブ的なものができたこと、同じ顔ぶれもいることがまた感慨無量なのでした。
そう、活動を凍結する前、筋少には「ノーマン・ベイツ」というファンクラブがありました。
活動休止とともになくなってしまったそのファンクラブについてオーケンさんが、
「(ノーマン・ベイツの)休止のお知らせを受け取った記憶がある方いますか?」
と尋ねられ、数人の方が手を挙げました。
私も受け取ったはずだけれど、何もかもすぐ忘れてしまう私は全然記憶にありません。
家に帰ってから、ノーマン・ベイツの会報を引っ張り出してみました。
記憶力は政治家レベルですが、物持ちはいいんです。
で、これが最終号。Cold Sleepって書いてあります。
そして1ページ目にこういうお知らせが。
あ、あれ?
「今後、筋肉少女帯が活動を再開した時、ノーマン・ベイツも同時に活動を再開させていただきます。」
って書いてあるぞ??
同時に??
約束が違うじゃないの、活動再開から10年経ってるぞ(笑)
字が小さいので画像には写しませんでしたが、その下に事務手続きが書いてあって、オーケンの新しいファンクラブ「ステーシーズ」に継続するか、退会するかを選ぶようになっていました。
そうだったのか。全然覚えてない。
そして次のページには、オーケン手書きのメッセージが。
ここにも、
「筋少は活動を休止しますが、けして解散するわけではありません。また、いつの日か、世界各国さまざまのロックバンドがそうであったように、再び再開、活動し始めることもあるでしょう。だから、いつかまた会いましょうよ!」
って書いてあるんですよね。
なんか、頭の中に曲が流れてしまいます…。
「さよならは別れの言葉じゃなくて 再び逢うまでの遠い約束…」
って、筋少じゃなくて薬師丸ひろ子かよ、というボケはおいといて、本当は「サーカス団パノラマ島へ帰る」の『また会えたらいいね』がリフレインしたのでありました。
あと、再会といえば、『カーネーション・リインカーネーション』の「母の日は二人の再会の記念日となって」というフレーズですかね。
オーケンさんも、
「(ハイストレンジネスは)来世、ネクスト人生でもまた会おうという約束、契約なのだ」
と言ってくれて、冗談だとしても本当にうれしかったです。
さらに、ノーマン・ベイツの会員あてに、当時こんなハガキも来ていました。
ウッチーさんとおいちゃんのKISSのコスプレはだいたい想像できるとして(でも見てみたかった!)、ケラさんのコスプレってどんなんだ!?!?
今後のスケジュールより、そっちのほうが気になるでしょ。
そして、ステーシーズの記念すべき会報0号(タブロイド判)と会報1号(上に置いてる小さい細長い冊子)。
しかし、このステーシーズが長続きしません。
ノーマン・ベイツよりももっと突然に、事務所の移籍に伴う変更が告げられます。
最終号のオーケンさんの、山へでも出かけそうなリュックのいでたちがメタファーになっているのかそうではないのか…。
その後、「大特撮」という特撮の会報に変わるのですが、それも、これまで以上にうやむやに…。
そんな変遷を経てのハイストレンジネスです。
ファンクラブで何をするの、とオーケンさんは再結成後のファンクラブ立ち上げに反対されていたそうですが、ファンとしては絶対にあるほうがありがたいです。
これまでの経緯で私が感じていることは、優先チケット以上に、情報を確実に届けてほしい、ということに尽きます。
正直いって、ファンクラブがなくなって以降、地方に住んでいてネット情報に疎かった私は、知りたくても情報を入手できない時期がありました。
ほかのファンの方にTwitterで非公式なファン同士の情報共有があることを教えてもらってから、劇的に情報量が変わりました。
公式情報よりファンの方のツイートのほうが早い、というか、ファンの方のツイートで知ることがいかに多いか…。
知りたい人に知りたい情報を!
ほんとに、ほんとに、ぜひお願いしますからね!
今回、筋少のTwitter公式アカウントもできて、本当によかったと思います。
ファンクラブといえば、限定グッズなんてのもありますが、こんなものも出てきました。
オーケンプリクラ。
かなりレア、なはず!
ノーマン・ベイツの封筒に入れて保管していたけど、私が勝手に入れただけで、時期的に違う気がする…。(本当に何も覚えてない…。)
でも私、物持ちだけは良いので、探せばいろんなものが出てくるはずです。
テレビ番組もマメに録画しているので、レア動画も見つかるかも。(VHSの劣化が心配…)
いつかお蔵出しの視聴会を開きたいな。
元町のハンバーガー屋さん
とうとう今日から筋肉少女帯の「『猫のテブクロ』完全再現+11」ツアーが始まりましたね。
さて『猫のテブクロ』といえば、私はハイキングバス~最期の遠足~月とテブクロ、の流れが大好きで、こんなふうに物語性を持った音楽があるなんて!と高校生だった私はすぐにのめり込んでしまいました。
- アーティスト: 筋肉少女帯
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- 発売日: 2009/08/19
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かつては小説もたくさん書かれたオーケンさんですが、ここのところインタビュー等でよく、「小説で書かなくても歌詞で表現できるということがわかってきた」ということをおっしゃっているようです。
『猫のテブクロ』はまるで組曲のようにアルバム全体で世界が成り立っていますが、1曲の中に映画くらいのストーリーが凝縮されているものもたくさんありますよね。
その代表例に、筋肉少女帯の『若いコとドライブ~80'sから来た恋人~』が挙げられるかと思います。
80年代に若くして死んだ彼女が1日だけ現代に蘇り、元カレとデートする話で、当時と現代との対比がとても切ない歌です。
↓歌詞詳細はこちら。
http://j-lyric.net/artist/a002b56/l020c52.html
私はいつも「海だ なんにも変わってない」という部分で泣きそうになります。
さてその中で、ウェンディーズのハンバーガーの記述がありますよね。
この曲が入ったアルバム『蔦からまるQの惑星』が発売された2010年当時、ウェンディーズは日本を撤退。
80年代の彼女は、二人の思い出が詰まったウェンディーズがなくなったことを悲しむのですが、なんと、今東京のほうでは、またウェンディーズができてるそうじゃないですか。
それも含めて、栄枯盛衰、諸行無常ですなぁ。
というわけで、今回は元町近辺のハンバーガーのお店を紹介したいと思います。
ライブ会場であるBo Tambourine Cafeもハンバーガーを出すお店ですが、最近、ファーストフードではない本格ハンバーガーを出すお店が増えてきた気がします。
まずは、S.B.DINNER。
retty.me
アメリカンダイナーそのままなかんじで、周辺のハンバーガー屋さんの中で一番人気のお店です。
この日はアボカドチーズバーガーをいただきました。
そして、和牛にこだわったWANTOバーガー。
黒毛和牛のハンバーガー1,080円、神戸ビーフだと1,800円!
せっかく神戸に来たんだから神戸ビーフを楽しみたい人には、お手軽な神戸ビーフ体験かも。
もちろん私が頼むのは普通のほうですけどね。
写真に写っているコーヒー370円はランチでも別売ですが、ポテトはついてきます。
ちなみに、水槽にでっかい魚がいて、お店の人に尋ねると、アマゾンのナマズなんですって。
そして、去年鯉川筋にできたばかりのCafe&Bar Kiwi。
メニューはこんなかんじ。
この日頼んだのは牛タンバーガー。
ジューシーなハンバーグに牛タンのコリコリした食感があって、意外な美味しさでした。
炒めた玉ねぎは甘く、レタスもボリューム感があり、バンズ(っていうんですかねパンは。)も香ばしくカリッと焼かれていて、3店のうちで私はここのバーガーの味が一番好きでした。
ランチだとサラダやドリンク付きでコスパもいいし。
ただし!
鉄板でハンバーグを焼いてるせいで、ここの店内は煙がモクモク。
お洋服の匂い移りには気を付けましょう。
イタ飯のイタは痛車のイタではありません。
オーケンさんのインタビューが掲載されているというので、2017年2月10日発売の『クロワッサン』を買いました。
後藤武士さんと「平成」のサブカル史について語るという内容です。
バブル期はオーケンさんでさえ、彼女をお食事に連れて行くのにロケハンをしたとか。
昔はデートに行くのはとっても気取ったもの、お金がかかるもの、だったようです。
今は、カレー屋、ラーメン屋、丼もの屋といった客単価の安い飲食店ばかり並んでいる元町界隈ですが、2000年代まではイタリアンレストランだらけでした。
いわゆる「イタ飯」屋です。
先日、会社の若い子に「イタ飯」という言葉を使うと、意味が通じませんでした。
「何ですか? アニメのなんかですか?」
「アニメのなんかってどういうこと?」
お互いに頭に「???」を飛ばしあう結果に。
なんと、彼女は「痛車」などの「イタ」だと思ったらしいです。
おいおい。
隔世の感がありますなぁ。
約20年ほど前の元町近辺にたくさんあった「カジュアルイタリアン」や「パスタ屋」はバタバタと店を閉めていきました。
私の勝手な推測ですが、トレンドの移り変わりだけじゃなくて、バターやチーズが値上がりした頃から店が減ったように感じています。
採算が合わなくなっていったんじゃないかなぁ。
今でもイタリアンレストランはそこそこありますが、昔ほどカジュアルではなくて、フレンチみたいにコースをきっちり出すような、そこそこの値段のイタリアンが主流なように思います。
かつて私が大好きだったイタリアン・レストラン「オステリア ガウダンテ」も数年前に元町からハーバーランドへ移転してしまいましたし。
(遠征のおでんちゃんがハーバーランドへ観光というのも考えにくいですが、もし行かれる方がいたらおススメのお店です。)
gaudente.jp
ランチでは1,000円以下のものしか食べない私にとって、ランチで食べられるちゃんとしたパスタは消えつつあるのね、と寂しく思っていましたが、去年くらいから新しいお店がボチボチできてきました。
時代は変わるものだけれど、時代はめぐるものでもあるんですね。
最近の私の一番のお気に入りが、元町商店街と南京町メイン通りの間の路地にあるPagot。
sp.raqmo.com
イタリアンではなくカフェなんですが、美味しいパスタを出してくれます。
Aランチは980円(税込)でサラダ付き。
この日選んだパスタは、神戸牛スジと奥丹波産有機卵のカルボナーラ。
慌てんぼうな私は写真を撮る前にうっかり卵を崩してしまいました…。
それにしても、このクオリティで1,000円でお釣りが来るのは本当にありがたい。
パスタのほかオムライスも選べるんですけど、こちらも人気です。
ちなみに同じパスタが夜だと1,280円。
夜もセットがあって、とてもリーズナブルです。
オープンしてしばらくはお客さんがそんなにいないこともあったんですが、最近のお昼時は満席続き。
私は、Pagotか隣の劉家荘か、どちらか空いているほうでランチを食べてるんですが、どちらも満席で行列していることが増えました。
お店には繁盛してもらいたいけど、客としては人気が出すぎてあんまり混むのは寂しいです。
わがままですけどね。
もう一軒、こちらも昨年新しくできたイタリアンレストランのTimo。
ワインセラーがある本格的な雰囲気のお店です。
hitosara.com
1,000円(税別)のパスタランチにさえ、こんなちゃんとした前菜がついてくる!
フォッカッチャも自家製ですよ!
この日食べたのはサーモンとブロッコリーのパスタ。
私はまだお昼休みに慌ただしくランチを食べるばかりですが、いつか夜にゆっくりと、ワインとともにお食事を頂きたいお店です。
おまけにもう一軒。
Timoから西へ歩いたところにある7stock。
r.gnavi.co.jp
こちらのお店も、この内容、この美味しさでランチが950円!(税込)とうれしくなるお店です。
1000円札を渡して、50円のお釣りを渡してもらうときに、すごく豊かな気持ちになれます。
カウンターだけのお店なのでいつも混んでいて、入れるかどうかは運次第。
夜も何度かお邪魔しましたが、夜のメニューも魅力的ですよ。
…とここまで書いて気が付きましたが、残念ながら日曜日は定休日でした。
ライブの前後にどうぞ、とは言えませんでしたね。ごめんなさい。
そうそう、いつも満席で入れないといえば、とまと座というパスタ屋さんもあります。
www.tomatoza.com
…と、つらつらよくよく考えてみたら、リーズナブルで美味しいパスタのお店はまだまだ元町近辺に存在するのでした。
よかった、イタ飯万歳!
本棚が見たいカフェとカレー屋
もう20年くらい前になりますが、『本棚が見たい!3』という本でオーケンさんの本棚が取り上げられたことがありました。
- 作者: 川本武,野辺律子,甲斐武佳,津藤文生
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橋本治、唐十郎、市川崑といった錚々たる面々の中で、我らがオーケンさんは企画以来最年少だったそうです。
当時は、文学界とか学識者とかの大御所たちから、オーケンさんは若者のオピニオンリーダーとして注目される存在でしたので、異色と思われるこういう企画にもときどき登場されてたんですよね。
筋肉少女帯『キラキラと輝くもの』のアルバムジャケット=高橋葉介の江戸川乱歩『パノラマ島奇談』の表紙絵、というのが紹介されているので、筋肉少女帯のファンの方なら、ああそれくらいの時代か、とピンとくるかもしれません。
掲載されているインタビューを久しぶりに再読すると、高校時代に安部公房『箱男』を読んでいて教師に見つかったエピソードを話しておられました。
え、それって去年京都SOLECAFEのMCで語っていたのと同じ話やん!
20年前と現在がつながってびっくり。
ていうか、語る本人も覚えちゃいないが、聴くファンも覚えちゃいねえ!
まったく、オーケンさんはラッキーですよ、落語のように同じ噺を何度してもファンは笑えるんだもの。
(何を言っても、言わなくても、姿を見るだけでも喜ぶのが煮崩れたおでんですが。)
ちなみに、本の中で掲載されているのがこちらの本棚。
私の画像が下手くそでわかりづらいと思いますが、ちくま日本文学の寺山修司が2冊あったり、『極道忍者 ドス竜』が2冊あったり、『空手バカ一代』の巻がとびとびだったり、よぉーく見るといろいろ気になります。
それ以上に、普段からこんなにキレイに整理してるのかなぁ、取材に来るから自分で片づけたのかなぁ、それとも編集者たちが撮影のために片づけてくれたのかなぁ、とファンとしてはそのあたりも気になるところ。
お片付けができるかできないかはさておき、オーケンさんらしい本棚で今見てもほほえましくなります。
作家にかかわらず、本棚は人となりを象徴するものですが、それは飲食店も同じ。
お店に置いてある本のラインナップを見れば、そこのご主人の人となりがわかるってもんです。
そこで、今回は元町近辺で本棚が気になるお店をご紹介します。
私が最も、「これは!」と思ったのがこちら、Tea Room Mahisa 元町店。
Webサイトを見ていただくとわかるとおり、三宮元町近辺でオシャレさん御用達の紅茶のお店です。
ランチメニューも、スコーンにキッシュとオシャレ。(いずれも980円)
入り口はこんなかんじ。
オシャレ地獄といっても過言ではないオシャレカフェ、と思っていたら本棚が目に入りました。
まず、ハーブの本。
それはわかります。ハーブティーだってあるし、オシャレさんはハーブ食べますから。
でも、それに並んで『マリファナ・ハイ』があるので、「ん?」と気になってきました。
90年代サブカルチャーの本棚には必ず置いてあったなぁ、この本。
続いて、開高健、沢木耕太郎、藤原新也、近藤紘一といった旅行記が並ぶ棚。
ちょこちょこと、太宰治、三島由紀夫、カフカといった文学がはさんであり、ふーん、となります。
そして、中原中也、寺山修司、宮沢章夫、ときたあたりで、確信が出てきます。
明和電機、中島らも、町田康とくれば、もう間違いない。
隣の棚も覗くと、手塚治虫や永井豪、諸星大二郎のマンガも。
ズバリ、ここの店主はオシャレさんの皮をかぶったサブカル野郎だ!
そんなことを考えて一人ほくそ笑んでいたら、運ばれてきたランチのカレー(こちらも980円)を画像も撮らないでうっかり食べ始めてしまいました。
食べかけの画像でごめんなさい。
でも、上に乗ったパパド(インド料理の薄いせんべいみたいなもの)と多めのパクチーに、上記の旅行記とつながる雰囲気がありませんか?
そうそう、私の隣のテーブルでは、若い女性二人がお紅茶とスコーンでおしゃべりを楽しんでいたのですが、
「彼女、肩こりを治したくって通ってたんだけど、やっと覚醒したみたいで、宇宙人も受け入れることができるようになったみたい」
「よかったね~」
という会話が聴こえてきて、思わずカレーを運ぶスプーンが止まってしまいました。
オシャレさんの皮をかぶったオカルトかよ!?
一見すました人でも内実はわからないのが神戸のカフェってもんです。
もう一軒、本棚が気になるお店があります。
元町駅北側、兵庫県公館の南にあるカレー屋さん、サトナカです。
- ジャンル:カレーライス
- 住所: 神戸市中央区下山手通り5-1-1
- このお店を含むブログを見る |
- (写真提供:普通の人ebisu)
こちらもとってもコジャレたお店で、カレーも美味しいです。
オシャレさと美味しいカレーだけだったら普通なんですが、なぜか店内には吉田戦車のマンガばかりが置いてあります。
ていうか、カウンターには各席に2冊ずつ、吉田戦車が提供されているのです。
なぜ吉田戦車!?
意外ですが、飲食店に吉田戦車はよく合います。
待つ間ひと笑いして、料理が来たらすぐ本を閉じ、カレーに取り掛かれるというのがメリット。
ストーリーものだと、こう素早くはいきませんから。
ちなみにこの日私が食べたのはきのこチキンカレーの並750円。
きのことチキンと吉田戦車がカレーにベストマッチでした。
ブログ再開!いつか春の日の元町へ!
お久しぶりです!
昨年秋、大好きなオーケンさんが元町にやってくるのを記念してこのブログを開設し、終了とともに最終回にしたのですが、なんと!この春再びオーケンさんがやってくることになりました!
こんなに早く再降臨されるとは!
うれしい!!!!
というわけで、ブログを再開することにしました。
前回紹介し足りなかった元町のあれやこれやをオーケンさんとおでんの皆さんにご紹介していきます。
オーケンさんはおそらく徳島から神戸に入られて、そのまま東京に帰られる流れではないかと思いますので、悲しいかな、神戸に滞在される時間は短いかもしれません。(←あくまで推測。)
その代わりと言っちゃなんですが、遠征組のおでんの皆さんには、ぜひ元町界隈を満喫して帰っていただきたいなと思います。
ちなみに、前回このブログを書いていて一番うれしかったのは、漫画評論家の村上知彦氏にリツイートしてもらったことでした。(「おでんではありません」とおっしゃったのには笑いましたが。)
『マンガ夜話』が見たくてBSを導入した私にとって(もちろんきっかけはオーケンさんが出演されていたからですが)、漫画評論家というのは一種のサブカルスター。
今は漫画評論なんて当たり前の時代ですが、昔はその見識と着目点にワクワクしたものです。
私は世代ではないので読んだことはないんですが、村上氏が編集長をされていた『プレイガイドジャーナル』は関西のサブカルチャーの土台を作った雑誌と聞いていますし。
とととと、話がズレてしまいました。
オーケンさんがやってくるのは、2017年4月9日。
ツアータイトルは、「いつか春の日のどっかの町へ」。
春!
オーケンさんが春とともにやってくる!
9日ごろだと、もう桜は散ってる? いや、まだちょっとは残ってるかな?
会場であるBo Tambourine Caféがあるトアウエストエリアに、三四公園という公園があります。
三四公園には桜の木があって、毎年春になればプチ花見ができるのです。
今はこんなかんじだけど、奥にある木が桜の木なの、わかりますかねぇ?
近くにはテイクアウト専門のコーヒーショップが2軒あります。
今流行りのサードウェーブ・コーヒー店というんでしょうか。
なので、コーヒー片手にお花見、というのを今回ご提案しようと思います。
まずは、三四公園に最も近いRAVO BAKE COFFEE(ラボベイクコーヒー)。
コーヒー以外にマラサダとかいうお菓子が一押しのようですが、見た目すごいカロリー高そうなんで、私はまだ食べたことがありません。
それから、公園から少しだけ東に歩いたところにあるCARRERA COFFEE(カレラコーヒー)。
私はランチの帰りにときどきコーヒーを買うんですが、どちらのお店で買うかはたいてい待っている人の数を見て選んでいます。
とはいえ、最近はカレラコーヒーで買うことが多いかなぁ。
お兄さんの愛想の良さと、コーヒー豆へのこだわりに脱帽です。
ただ、カレラコーヒーは美容室の入り口にあるので、初めての方はちょっと戸惑うかもしれません。
そうそう、昨年のライブでは、Bo Tambourine Caféの入り口に子猫がチョコチョコしていて、みんな目を細めて見守りましたが、三四公園にも猫がいっぱいいます。
野良猫が多いのは近隣からするとあまりよくないことかもしれませんが、眺める分にはカワイイものですよね。
公園で日向ぼっこしている猫とお花見するのも、春の元町の楽しみ方です。
三四公園は近さという点で抜群の立地ですが、もし三四公園のベンチがいっぱいなら、もうひとつおススメのスポットがあります。
自由に入れますし、庭にはベンチもあります。
ちゃんと手入れが行き届いた草花はもちろんですが、兵庫県ゆかりのアーティストによるオブジェ作品があるのも楽しいです。
特に、しょぼくれたワンちゃんのオブジェが、ルネサンス様式の建物とミスマッチでなんとも味があるんですよね~。
ああ、今から春が待ち遠しいな~。
ありがとうございました。
昨日はとうとう、オーケン弾き語りハチドリツアー最終日こっそり神戸で編でした。
私が事前に知人から聞いていた情報と違い、厨房の奥からではなく、オーケンさんは登場も退場も玄関から、というサプライズ。
その出で立ちがあまりに可愛らしくて、おでんたちがグズグズに煮崩れたのは言うまでもありません。
レポートは苦手なので珍しかったことだけを書きますと、今オーケンさんが読んでいる本の紹介と朗読のコーナーがありました。
まず最初に、柳沢健さんの『1985年のクラッシュギャルズ』について。
- 作者: 柳澤健
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2014/03/07
- メディア: 文庫
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そして、その本の中でも紹介されている某女子レスラーがサポートした某アイドル(でも実は某AV女優)についての話。
彼女が歌った曲が、オーケンとウッチーがカルトだと認めていた曲がリンクした話。
そして、もう一冊は、沢木耕太郎『旅する力 深夜特急ノート』。
沢木耕太郎『旅する力―深夜特急ノート―』
その中で言及されていたのが、ポール・ニザン『アデン・アラビア』。
解説つきで紹介されているブログがこちら。
thomas-aquinas.cocolog-nifty.com
クラッシュギャルズからポール・ニザンまでかなりな幅ですが、結論として、
「困難な時代に心の支えになるのはきょうようである。皆さん教養を身に付けましょう」
という話。
ポカンとなるおでん。
「バカばっかりかぁ!!」
と罵倒するオーケン、罵られてシュンではなくキュンとなるおでん、というお約束SMプレイ。
なぜ玄関から登場されたかというと、控え室も楽屋もないからで、第一部と第二部の幕間も、オーケンがはける場所がありません。
「ここにいるしかないんだよね。客席の真ん中に座るとか。それじゃ笑点のオープニングだよ!」
などと言いながら、仕方なくその場で休憩。
その間、店のジュークボックスで、今後オーケンさんがやってみたい音楽の方向性に近い曲を皆で聴くことに。
それが、かまやつひろし『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』。
私もこの曲は大好きですが、4番のくだり、
「君はある時何を見ても何をやっても何事にも感激しなくなった自分に気がつくだろう」
というところを聴くといつも、中田カウスボタンの、
「風邪を引いた風邪薬に風邪を引いていない風邪薬を飲ませて風邪を引いた風邪薬の風邪を治して…」
という漫才のネタを思い出すのです。
(これまで何人かに話してみたんですが、共感してくれた人は誰もいませんでしたね…。)
ちなみに、別の日に撮影した店内の画像ですが、青い箱がジュークボックスです。
ラストの曲は特撮の名曲『じゃあな』。
お別れにこれほどぴったりな曲はありませんよね。
曲が終わると、オーケンさんは「また神戸に来ます」と言って、パーカーを来てマフラーを巻いて、去って行かれました。
みんな、あまりに季節を先取りしたマフラーにややビックリしましたが、先日までお風邪を召されていたそうなので、過剰に暖かくされてたんでしょう。
(風邪のためお酒を控えていたところ、神戸に来てから風邪が治ってお酒も解禁、「ボブ・ディランはノーベル賞、オーケンはノーメル賞」!!!)
「また神戸に来ます」がほんとに実現されますように。
心より願って待っています。
ちなみに、このブログはこれで最後です。
読んでくださった方、ありがとうございました。
メインブログとして、『3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録』というブログをやっていますので、よかったら読んでやってください。
元町の喫茶店とコーヒー店
とうとう本日になってしまいました!!
最後の最後、やっぱり元町の喫茶店だけは紹介しておきたいとギリギリの更新をいたします。
オーケンさんが原稿を書いてるイメージの、いい感じの喫茶店も、元町にはけっこうありますからね。
まず、私が一番好きな喫茶店は、元町駅の西のほうにあるホープ洋装店。
民家を改装してるお洒落な店内、70年代フォークなどの素敵な音楽、ちゃんとしてるのにリースナブルな珈琲と食事。
どれをとっても満点。
難を言えば分煙してないことだけど、昔はコーヒーとシガレットがセットだったから我慢するしかありませんね。
鯉川筋で、本当に美味しい珈琲を出す店といえば、御影ダンケ。 秋元康も取り寄せているというバターブレンドコーヒーの、豆の力もさることながら、見るからに頑固そうなオヤジさんが見せる淹れかたへのこだわりと技も相当。 指揮者の佐渡裕さんも著作の中で、ダンケのコーヒーについて触れてるくらいですから、ここのコーヒーがホンモノだということは間違いなし。
あと、駅の南にあるエビアン珈琲は、古きよき喫茶店。 映画やドラマのロケなどにも使われているそうです。
私が気づいたのは、『マイバックページ』だけですけど。
古きよき喫茶店風に新しくできた喫茶店がモトマチ喫茶。
店内で飲むのはなくテイクアウトだけになりますが、珈琲好きがこぞって買っているのがグリーンズ。
ほかにも、神戸の珈琲屋さんの代表にしむら珈琲とか、日本最古の珈琲屋だったらしい放香堂珈琲とか、もっとあるけどこのへんで。 今日がすばらしいライブでありますように!