オーケンとおでんのための元町ガイド

大槻ケンヂさんが神戸へやってくるのがうれしくて作成している元町案内です。

ありがとうございました。

昨日はとうとう、オーケン弾き語りハチドリツアー最終日こっそり神戸で編でした。

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私が事前に知人から聞いていた情報と違い、厨房の奥からではなく、オーケンさんは登場も退場も玄関から、というサプライズ。
その出で立ちがあまりに可愛らしくて、おでんたちがグズグズに煮崩れたのは言うまでもありません。

レポートは苦手なので珍しかったことだけを書きますと、今オーケンさんが読んでいる本の紹介と朗読のコーナーがありました。

まず最初に、柳沢健さんの『1985年のクラッシュギャルズ』について。

そして、その本の中でも紹介されている某女子レスラーがサポートした某アイドル(でも実は某AV女優)についての話。
彼女が歌った曲が、オーケンとウッチーがカルトだと認めていた曲がリンクした話。

petitlyrics.com

そして、もう一冊は、沢木耕太郎『旅する力 深夜特急ノート』。
沢木耕太郎『旅する力―深夜特急ノート―』


その中で言及されていたのが、ポール・ニザン『アデン・アラビア』。
解説つきで紹介されているブログがこちら。

thomas-aquinas.cocolog-nifty.com


クラッシュギャルズからポール・ニザンまでかなりな幅ですが、結論として、
「困難な時代に心の支えになるのはきょうようである。皆さん教養を身に付けましょう」
という話。
ポカンとなるおでん。
「バカばっかりかぁ!!」
と罵倒するオーケン、罵られてシュンではなくキュンとなるおでん、というお約束SMプレイ。


なぜ玄関から登場されたかというと、控え室も楽屋もないからで、第一部と第二部の幕間も、オーケンがはける場所がありません。
「ここにいるしかないんだよね。客席の真ん中に座るとか。それじゃ笑点のオープニングだよ!」
などと言いながら、仕方なくその場で休憩。

その間、店のジュークボックスで、今後オーケンさんがやってみたい音楽の方向性に近い曲を皆で聴くことに。
それが、かまやつひろしゴロワーズを吸ったことがあるかい』。

www.youtube.com


私もこの曲は大好きですが、4番のくだり、
「君はある時何を見ても何をやっても何事にも感激しなくなった自分に気がつくだろう」
というところを聴くといつも、中田カウスボタンの、
「風邪を引いた風邪薬に風邪を引いていない風邪薬を飲ませて風邪を引いた風邪薬の風邪を治して…」
という漫才のネタを思い出すのです。
(これまで何人かに話してみたんですが、共感してくれた人は誰もいませんでしたね…。)

ちなみに、別の日に撮影した店内の画像ですが、青い箱がジュークボックスです。

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ラストの曲は特撮の名曲『じゃあな』。
お別れにこれほどぴったりな曲はありませんよね。

曲が終わると、オーケンさんは「また神戸に来ます」と言って、パーカーを来てマフラーを巻いて、去って行かれました。
みんな、あまりに季節を先取りしたマフラーにややビックリしましたが、先日までお風邪を召されていたそうなので、過剰に暖かくされてたんでしょう。
(風邪のためお酒を控えていたところ、神戸に来てから風邪が治ってお酒も解禁、「ボブ・ディランノーベル賞オーケンはノーメル賞」!!!)


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「また神戸に来ます」がほんとに実現されますように。
心より願って待っています。


ちなみに、このブログはこれで最後です。
読んでくださった方、ありがとうございました。



メインブログとして、『3歩前のことを忘れる女のサブカルと介護の記録』というブログをやっていますので、よかったら読んでやってください。

naminonamimatsu.hatenablog.com